Basic 受講
受講生の声
玉利 誠さん
理学療法士
私は、理学療法士として人の運動や動作を客観的、かつ科学的に理解するため、臨床の傍ら、三次元動作解析装置を用いた研究に取り組んできました。しかし、人の運動や動作はそのすべてを数字で表現できるほど簡単ではありません。怪我や障害のある部位は一部分であっても、その影響は全身に広がり、姿勢や運動・動作を阻害します。また、日々の心理状態も身体や運動に影響を与えます。そうしたことから、筋膜に主眼を置きつつ、心と身体を、また、局所と全体を切り離すことなくみていくDTMRに興味を持ち受講しました。
コースはBody Workの概念に始まり、アセスメント、実際のワークなど、ゆっくりと時間をかけつつ行われ、受講生同士の交換セッションなどにより反復した練習も実施されました。深部の筋膜を捉える感触がつかめず迷いもありましたが、丁寧な指導と受講生同士のディスカッションにより、回を重ねるごとに理解が進んでいったように思います。
今後は練習セッションを重ねて自身のスキルアップを図ると同時に、その効果を科学的に証明できるような研究活動も並行していきたいと思います。